技術を知る
加工工程の紹介
ジェイテクトメタルテックでは、ベアリング部品製造の豊富な経験と最新技術を駆使して、熱間鍛造品、冷間転造品、旋削加工品にいたるまで、一貫体制のもとで高精度・高品位な製品を提供しています。
幅広い製品を効率的に製造するための
独自の製法システムを構築しています
例:ベアリング部品(内外輪)の加工工程
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素材
材料には、約5~7mの丸棒材を使用します。
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切断
製品ごとに決められた重さに切断します。
切断方法はシャー切断と鋸切断の2種類があります。 -
加熱
切断した材料を、インダクションヒーター で 1,100℃〜 1,200℃まで加熱してやわらかくします。
加熱【インダクションヒーター】の次は、目的によって2種類の工程に分かれます。
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熱間鍛造
(プレス加工)プレス機で材料をたたいて、リング形状の荒地(下地)を成形します。
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熱間鍛造
(トランスファープレス加工)プレス機内に搬送装置を備えているので、一連のプレス工程(据込、成形、孔明等)を1台で完結できますスピーディーに加工できるので、大量生産が可能です。
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熱間圧延
(ローリング加工)自社開発のローリング機で回転させながら延ばして、大きなリング形状に整えます。
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熱処理(焼きなまし)
旋削加工がしやすいように、再び加熱した後、ゆっくり冷却することで、金属内部の残留応力を取り除き、柔らかくします。
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表面処理(ショットブラスト)
小さな鋼球を加工品にぶつけて、酸化皮膜(スケール)を取り除きます。
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旋削
単能盤やNC機械で、加工品にチップなどの刃具をあてて表面を削ります。
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検査
ダイヤルゲージなどの器具を使って、図面通りにできているか検査します。
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出荷・納品
検査に合格した製品を出荷、納品します。